日本ダービーを逃げて勝ち切った凄いダービー馬たちランキングベスト3
第57回アイネスフウジン
アイネスフウジンがダービーを、発馬からゴールまで先頭で駆け抜けたのは何十年振りとのこと。前期のカブラヤオーですら最初から先頭ではなかった。
でアイネスフウジンはレコードでまた凄い
第42回カブラヤオー
皐月賞を1000メートル通過58秒9、ダービーを1000メートル通過58秒6という超ハイペースで逃げ切る等「驚異の心臓」と言われた名馬。
第59回ミホノブルボン
ミホノブルボンは、スプリンターがそのスピードで相手をたたきつぶす常識破りな馬でした。
逃げるアイネスフウジン。
そのリードはまだ数馬身。
しかし外から猛然と赤い帽子が迫ってきた。
メジロライアンと横山典弘である。
追い上げるメジロライアン。
懸命に逃げるアイネスフウジン。
残り200m、まだ後ろとは十分な差があった。
残り100m、逃げ続けたアイネスフウジンの脚が止まった。
残り50m、それでも懸命に、歩くようなペースで逃げ続けた。
そして遂に、後方1馬身1/4差まで迫っていたメジロライアンを退け、アイネスフウジンがトップでゴールを通過したのだ。
3歳王者の威厳を取り戻したアイネスフウジンと、メジロ牧場の悲願を果たせなかったメジロライアン。
2頭の明暗がはっきりと分かれた瞬間だった。