競馬の伝説のレース集

競馬レースのまとめを解説していきます。年代別、騎手別、レース別にまとめてある動画を解説付きで詳細に説明しています

競馬史上に残る名勝負集 第一弾

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●第30回 スプリンターズS(GⅠ)【フラワーパーク】

1cm。最も接戦だったG1レースでの1、2着馬の着差である。平成8年スプリンターズS。

1番人気に推されたフラワーパークは、エイシンワシントンとの火の出るような追い比べをわずか1cmの差で制した。

定規を手に取ってみてほしい。1200mを走って、たったこれだけの差で勝敗が決してしまったのだ。そして、この1cmの差を生んだのは、田原成貴騎手の見事な手綱捌きであった。

 

●1999年 第66回 東京優駿(日本ダービー)(GI) アドマイヤベガ(武豊)

東京の長い直線最初にしかけたのはオペラオー。

皐月賞よりも楽な展開で直線に入りかけぬけていく。そこへ新鋭渡辺騎手の操るナリタトップロードが

絶妙のタイミングで馬群をすりぬけてきた。
もうこれ以上ないといいきれるような早すぎず遅すぎずなおかつ

十分にオペラオーをしとめられる位置で、トップロードは十分に足を伸ばしてきた。
「やった、ナリタだ、トップロードがダービー馬だ、おめでとう!渡辺君!!」

そう思った瞬間、その横に一頭の馬がトップロードにあたかも
吸い寄せられるように真横に並んできたのだ。
加速しあらゆる馬をなぎはらっていくトップロードが

まるで失速したかのようにおいていかれた。
一閃、青い流星が府中の直線を切り裂きゴールしていった。それがアドマイヤベガだった。


●2010年 第71回優駿牝馬(GI) アパパネ サンテミリオン

揃ったスタートから押してニーマルオトメが先手を取って連れてアグネスワルツ、中団の7番手あたりに大外18番枠のサンテミリオンが控えて、その後ろに17番枠のアパパネが続いて1周目のゴール板前を通過。

前を行く二頭が後続をぐんぐんと引き離してレースを進めて、前半の1000mの通過が60.7秒とそこそこのペース、アパパネはポジションを下げて後ろから6頭目。

3~4コーナーの間で一気に先頭との差が縮まるとロスなく外目を回って進出を開始するサンテミリンとアパパネ。

2番手から坂下で先頭に躍り出たアグネスワルツめがけて襲い掛かるサンテミリンとアパパネが残り200mでアグネスワルツを交わすと、そこから激しい二頭のマッチレース!

両者一歩も譲らずクビの上げ下げでゴールを迎えた…


●スペシャルウィーク 天皇賞春 1999

1999年5月2日、京都競馬場GⅠ天皇賞・春。
 現役最強馬を決定するレース、さらにこの日はスペシャルウィークのバースデー。 しかし生まれ故郷の日高大洋牧場は、原因不明の出火により多くの繁殖牝馬を失うという 悲劇に見舞われた。

そんな中レースは幕を開けた。後方待機のスペシャルウィークのレース展開は前とはずいぶん 変わり、道中好位置をキープし直線早めに抜け出すという脚質になっていた。

レースは道中折り合いを少し欠くものの早めに仕掛けてセイウンスカイを自ら潰しにいき、 返す刀でメジロブライトを封じ込めた。久々のG1勝利に観衆は魅了された。 スペシャルウィークの天皇賞・春制覇がうちひしがれる牧場関係者に希望の光を与えた。

レース後武豊は「今日は僕より馬の方が燃えていました」とコメント。

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