競馬の伝説のレース集

競馬レースのまとめを解説していきます。年代別、騎手別、レース別にまとめてある動画を解説付きで詳細に説明しています

武豊騎手が魅せたG1好騎乗10選


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武豊騎手が魅せたG1好騎乗10選

 

オグリキャップといえば、
『マイルCS』⇒『ジャパンカップ』異例のG1連闘なども相まり
“ド根性”のイメージが強いですが、

そんなオグリキャップで、
スマート且つ、横綱相撲をしたのが、
武豊騎手のオグリキャップ初騎乗となった『安田記念』。

行き脚充分、道中番手を楽々追走し、
直線入口持ったまま、タイミングを図って追い出すと危なげなく完勝。
これまでのイメージを一新したパフォーマンスを見せました。

 

 

当時ダービー未勝利だった武豊騎手に回ってきたダービー制覇の大きなチャンス、
1998年、スペシャルウィークと挑んだ『日本ダービー』。

並の騎手であれば多少なりとも緊張し、
それが騎乗に表れてしまうものですが、
さすがは天才・武豊騎手。並の騎手とは違います。

一介のレースと何も変わらないと思わせるような、横綱相撲の完璧な騎乗。

直線、特上の瞬発力を発揮したため仕掛けがやや早いように見える面もありますが、
あれは相手を最大のライバル・セイウンスカイに見据えた結果。

スペシャルウィークの絶対能力、手応えから、
あそこでセイウンスカイを早々に潰し、ダービーを「勝ち獲り」にいく強い意志を感じたレース。

 


武豊騎手、前人未到のG1レース100勝目となったメモリアルレース。

「マイルの流れに対応出来るのか?」という競馬ファンの不安を他所に、
道中、人馬一体で流れに乗り、4コーナーでは絶好の手応え。

安易な安全策を取って外々を回すような事もなく、
4コーナーを馬群の中で回ると、直線、開いたスペースに、
他馬が入り込む前に割って入る抜け目なしレース。

 


バブルガムフェロー、タイキブリザードとの3強対決となった1997年の『宝塚記念』。

相対する2頭が、それぞれ絶好の位置取りで運ぶ中、
マーベラスサンデーは、1コーナーを回る際、
思わず「そんな後ろで大丈夫なのか?」と思ってしまうような位置取り。
しかし、武豊騎手からしたら全て計算通りの運びだったのでしょう。

前を行く2頭をじっくり見据え、道中で徐々に進出。
フジテレビの実況を担当していた杉本アナウンサーに
「マーベラスサンデー絶好の手応え」と言わしめた状態で4コーナーを回ると、
直線、完璧な進路を取り、先に抜け出したバブルガムフェローを並ぶ間もなく捕える。

 


1番人気に推されたスズカフェニックスだが、
そのオッズは、G1の1番人気にしては高い4.5倍。

それまでマイル戦を中心に使われていただけに

「この距離は短いのではないか?」
「エンジンが掛かる前に終わってしまうのではないかと」

自身初の芝1200m戦に対するファンの不安視がこのオッズに反映されていた。

しかし結果は、そのオッズと異なる1番人気馬の堂々たる完勝劇。
それを可能にした武豊騎手の完璧なエスコート。

初の1200m戦を意識してか、いつもより前目のポジションづけ。
マイルを勝ち切るスタミナ、
この馬の末脚の持続力を加味しての、
他馬であれば早過ぎるとも思われる位置からの仕掛け。

その、武豊騎手の騎乗に導かれ、
直線、大外に出してからは、息の長い末脚で
終わってみれば2馬身半差のゴール。

初のスプリント戦、しかもG1レースで
自身最高共言えるパフォーマンスを発揮する事が出来たのは、
鞍上が武豊騎手だったと思います。

 


武豊騎手が魅せたG1好騎乗10選 ②

 

ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ等、
今でこそ古馬中長距離路線で一流の牡馬相手にG1で
互角以上に走る牝馬も珍しくなくなりましたが、

1990年代のその路線といえば
まだまだ牝馬が牡馬に対して1枚も2枚も格落ちしていた時代。
それだけに、エアグルーヴの天皇賞(秋)制覇が
競馬ファンに与えたインパクトは衝撃的でした。

完璧なレース運びをした最大のライバル・バブルガムフェローを見ながら、
直線、追い出しを待つバブルガムフェローを捕えた一瞬の脚。
そして、以降最後まで先頭を譲ることなくゴールインした持ち前の根性。

 

 

人馬一体、というのがまさにピッタリ当てはまるレースが、
ディープインパクトの引退レースとなった2006年の有馬記念。

引退レースにして遂に、
最高のディープインパクトの姿を表現した究極のレース。

3コーナー過ぎからの手応えはまさに異次元。
それを証明する4コーナー。
中山のG1では見た事のないような高速マクリ。

直線、あのまま追っていったら一体どこまで伸び続けていたのであろうか
想像せずにはいられないような走りでした。

 

 

『宝塚記念』で同世代のライバル・グラスワンダーにまさかの完敗。

そして、秋緒戦となった『京都大賞典』では
キャリア初となる、見せ場のない惨敗により、
当日の単勝オッズは、キャリア最大オッズとなる6.8倍。

多くのファンが多くの不安を持って臨んだこのレースで、
展開、そして同馬の体調を考慮した完璧な騎乗を、武豊騎手が見せてくれました。

体調が悪いからいつもより後ろのポジションを取る、
それだけであれば聞く事はあります。
しかし、超豪華メンバーとなったこのレースで、
これほどの馬でそれを敢行し、差し切るのは武豊騎手ならではの手綱。

「サイレンススズカが一押ししてくれました」

との言葉も、多くの競馬ファンを感動させたレースとなりました。

 

 
もしユタカがナリタトップロードに乗っていたら
ナリタトップロードが勝っていただろう。

もしテイエムオペラオーに乗っていたら
テイエムオペラオーが勝っていただろう。

今年のダービーは騎手の腕が明暗を分けた

某評論家をしてそう言わしめた騎乗。

体調不良で惨敗した『皐月賞』からの巻き返し、
前述3強のうち、残り2頭の騎手が若手だった事からも、
武豊騎手の手腕が目立ったレースでした。

必見は4コーナーの回り方。

終始外々を回った2頭に対し、最短コースで大外に出し、
一瞬にして2頭との差を縮めたその騎乗ぶりには多くの競馬玄人が痺れました。

「道中10番手にいないとダービーは勝てない」

という風潮が、まだ多少ながらも残っていた当時で、
1コーナー、最後方近い位置取りから、
慌てず騒がず敢行したレース運びも、さすがといった騎乗でした。

 

 
G1の大舞台で、
有力馬を脚質転換させて勝たせた驚異的なレース。

過程を知らない人がこのレースだけ見たら
ただの差し切り勝ちに見えるかもしれませんが、
これまで逃げ・先行策中心のレーススタイルだった
トゥザヴィクトリーの道中の位置取りには
競馬ファン誰もが驚いたものです。

 

Hペース必至と言われたメンバー構成だったが故の作戦なのか、
気性的に差しが良いと判断したのか、
それは武豊騎手のみぞ知るところですが、

「武豊騎手以外では獲れなかったG1」

となれば、このレースをおいて他にないでしょう。

 

 

 

 

 

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