サクラローレルとマヤノトップガンのリベンジレース
阪神大賞典は少頭数だったのですが最後方待機、これまで逃げ・先行で結果を出してきた同馬を思い切って最後方待機で追い込み一気を狙います。
周囲の観客はどよめいていましたが、私は焦ったりはしませんでしたよ。だって昔は中団からの差し馬だったんですから。後で知ったのですが「マヤノトップガンは気性難で定まった脚質がない」ということだったようですが、ためた方がいいような気がしていました。
というより鮮やかな差し脚が見たくなっていた、という願望があったと言う方が正しいかもしれません。この阪神大賞典ではまさにためる競馬で4コーナーから最後の直線でまとめて差し切ってしまいます。
こうした阪神大賞典のメンバーのレベルはさておき、ちょっとしたアクセントで再び有力馬に返り咲くマヤノトップガン。いよいよ天皇賞春で昨年のリベンジです。
迎えた天皇賞春は二番人気、一番人気はもちろんサクラローレル。
後方待機のマヤノトップガンは先に抜け出したサクラローレルを交わし見事一着でゴール。私の視線はマヤノトップガンの相手で勝っていたステージチャンプに熱視線が向いていましたが届かずの四着…という。
こうして復活しサクラローレルにリベンジを果たしたレースが、マヤノトップガンの天皇賞春です。
ウイニングチケットとナリタタイシン、ビワハヤヒデの
逆襲リベンジレース
一般的に3強と言われる3頭がいても、自分の中では2強+1だったり1強+2だったり…。強いて3強をあげるなら1993年に皐月賞、ダービー、菊花賞と、同世代で牡馬3歳クラシックを分け合ったナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデですね。
3冠を分け合ったという点でもこの組み合わせがいいですよね。岡部・武豊・柴田政人の駆け引きも良かった。
クラシック全戦で対決するという継続的なライバル関係は、近年の競馬ではあまり見られなくなったので、いい時代だったと思う。