結果は鼻差でもレース内容で圧勝だと思った馬
鼻差って何㎝?
競馬の競走における着差(ちゃくさ)とはある馬がゴールに到達した時点と他の馬がゴールに到達した時点の差を、馬の体を単位とした距離で表示したものである。1馬身は約 2.4 m。それ以下の単位としてハナ差 (約 20 cm)、アタマ差 (約 40 cm)、クビ差 (約 80 cm)など。
日本の平地競走や障害競走では着差は原則として審判による目視によって判定されるが、着差が少ない場合は写真判定が行わる。
写真判定はフォトチャートカメラという特殊なカメラを使用し写真には1000分の6秒 (6 ms)ごとにスリットが入れられ、このスリットの数を基準に着差が決定される。
スリットの数による基準は絶対的なものではなく、そのときのスピードなどによって多少の相違がある。フォトチャートカメラによる撮影自体はすべての競走で行われ、競走後に発表される走破タイムの測定に用いられる。
●同着 - 写真によっても肉眼では差が確認できないもの - タイム差は0
●ハナ差(鼻差) - スリットの数は3 - タイム差は0
●アタマ差(頭差) - スリットの数は6 - タイム差は0
●クビ差(首差、頸差) - スリットの数は12 - タイム差は0〜1/10秒
●1/2馬身(半馬身) - スリットの数は24 - タイム差は1/10秒
●3/4馬身 - スリットの数は30 - タイム差は1/10〜2/10秒
●1馬身 - スリットの数は33 - タイム差は2/10秒
●1 1/4馬身(1馬身と1/4) - スリットの数は37 - タイム差は2/10秒
●1 1/2馬身(1馬身と1/2) - タイム差は2/10〜3/10秒
●1 3/4馬身(1馬身と3/4) - タイム差は3/10秒
●2馬身 - タイム差は3/10秒
●2 1/2馬身 - タイム差は4/10秒
●3馬身 - タイム差は5/10秒
●3 1/2馬身 - タイム差は6/10秒
●4馬身 - タイム差は7/10秒
●5馬身 - タイム差は8/10〜9/10秒
●6馬身 - タイム差は1秒
●7馬身 - タイム差は11/10〜12/10秒
●8馬身 - タイム差は13/10秒
●9馬身 - タイム差は14/10〜15/10秒
●10馬身 - タイム差は16/10秒
●大差 - タイム差は17/10秒以上
鼻差で勝負がついた有名な競馬レース
ジャスタウェイとグランプリボスの安田記念
オグリキャップとバンブーメモリーのMCS
キタサンブラックとカレンミロティック
ヒシミラクルとファストタテヤマ
ミホノブルボンとヤマニンミラクル
コントレイルとアリストテレス
グラスワンダーとスペシャルウィーク
等々あります。