アーモンドアイ
父 | ロードカナロア |
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母 | フサイチパンドラ |
馬主 | (有)シルクレーシング |
調教師 | 国枝栄(美浦) |
競走成績 | 10戦8勝 |
主な勝鞍 | 2018年桜花賞(GI) 2018年優駿牝馬(GI) 2018年秋華賞(GI) 2018年ジャパンカップ(GI) 2019年ドバイターフ(GI) 2019年天皇賞(秋)(GI)※2019年11月29日現在 |
現役最強牝馬といえば、アーモンドアイです。
史上五頭目となる牝馬三冠を成し遂げた後は、ジャパンカップをレコード勝ち。その後出走したドバイターフでは、その末脚で勝利し世界を魅了しました。
その後は凱旋門賞での活躍が期待されましたが、これを回避しました。安田記念では惜敗したものの、天皇賞(秋)では安定の末脚を見せつけての完勝。
その力は計り知れず、今後もファンの夢を乗せて走り続けてくれるはずです。
ジェンティルドンナ
父 | ディープインパクト |
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母 | ドナブリーニ |
馬主 | (有)サンデーレーシング |
調教師 | 石坂正(栗東) |
競走成績 | 19戦10勝 |
主な勝鞍 | 2012年桜花賞(GI) 2012年優駿牝馬(GI) 2012年秋華賞(GI) 2012年ジャパンカップ(GI) 2013年ジャパンカップ(GI) 2014年ドバイシーマクラシック(GI) 2014年有馬記念(GI) |
記憶にも記録にも残るレースを演じた牝馬、それがジェンティルドンナです。
史上初の牡牝三冠馬対決となったジャパンカップでは、前年の三冠馬オルフェーヴルと壮絶な叩き合いの末に、見事ハナ差で勝利しました。翌年のジャパンカップでは史上初の連覇を達成。
5歳の時にはドバイシーマクラシックを制して初の海外GI制覇を成し遂げました。引退レースとなった有馬記念では、牡馬相手に譲らず見事有終の美を飾り、実にGI7勝という成績を残しました。
ブエナビスタ
父 | スペシャルウィーク |
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母 | ビワハイジ |
馬主 | (有)サンデーレーシング |
調教師 | 松田博資(栗東) |
競走成績 | 23戦9勝 |
主な勝鞍 | 2009年桜花賞(GI) 2009年優駿牝馬(GI) 2010年ヴィクトリアマイル(GI) 2010年天皇賞(秋)(GI) 2011年ジャパンカップ(GI) 2011年ジャパンカップ(GI) |
長く戦線で活躍した名牝といえば、ブエナビスタです。
阪神ジュベナイルフィリーズで2歳女王となってからは、翌年は桜花賞とオークスの2冠を達成しました。4歳で天皇賞(秋)を、5歳で前年降着となっていたジャパンカップを制し、GI6勝を上げました。
牡馬の中にあって果敢に攻める姿勢は、まさに名牝を呼ばれる存在です。
ダイワスカーレット
父 | アグネスタキオン |
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母 | スカーレットブーケ |
馬主 | 大城敬三氏 |
調教師 | 松田国英(栗東) |
競走成績 | 12戦8勝 |
主な勝鞍 | 2007年桜花賞(GI) 2007年秋華賞(GI) 2007年エリザベス女王杯(GI) 2008年有馬記念(GI) |
ウオッカと同世代であり、たびたび火花を散らしたのがダイワスカーレットです。
初対決のチューリップ賞では敗れたものの、桜花賞・秋華賞ではウオッカを破り優勝しました。ケガや休養を経て迎えた4歳の天皇賞(秋)では、休養明けながらウオッカのハナ差に迫る健闘を見せました。その後行われた有馬記念では、37年ぶりに牝馬による制覇を成し遂げました。
ウオッカ
父 | タニノギムレット |
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母 | タニノシスター |
馬主 | 谷水雄三氏 |
調教師 | 角居勝彦(栗東) |
競走成績 | 26戦10勝 |
主な勝鞍 | 2006年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) 2007年東京優駿(JpnI) 2008年安田記念(GI) 2008年天皇賞(秋)(GI) 2009年ヴィクトリアマイル(GI) 2009年安田記念(GI) 2009年ジャパンカップ(GI) |
日本競馬の最高峰のレース、日本ダービー。その夢の舞台で、並みいる牡馬を押しのけて64年ぶりに牝馬ダービー馬となったのがウオッカです。
桜花賞2着の後に挑んだダービーでは、上がり3ハロン33秒0という末脚で見事優勝しました。
ダービー馬にはその後活躍できない馬も多くいます。しかし彼女は、ドバイ遠征などでは一時は調子を落としたものの、4歳、5歳とGIでの勝ち星を重ねて最終的にはダービーを含めてGI7勝という輝かしい成績を残しました。
エアグルーヴ
父 | トニービン |
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母 | ダイナカール |
馬主 | (株)ラッキーフィールド |
調教師 | 伊藤雄二(栗東) |
競走成績 | 19戦9勝 |
主な勝鞍 | 1996年優駿牝馬(GI)、1997年天皇賞(秋)(GI) |
心に残る牝馬というと、必ず名前が挙がる一頭がエアグルーヴです。
エアグルーヴは1996年の牝馬クラッシック戦線でオークスを勝ち、翌年の天皇賞(秋)では17年ぶりの牝馬天皇賞馬となりました。
牡馬をねじ伏せるレース中の姿とはうらはらに、どこか女性らしい雰囲気の漂うところが人気の所以でしょうか。主戦を務めた武豊騎手は、著書の中で彼女のことを「今まで出逢った中で最高の女性」と評しています。
彼女の血を引くアドマイヤグルーヴは、エリザベス女王杯連覇を成し遂げました。
ヒシアマゾン
父 | Theatrical |
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母 | Katies |
馬主 | 中野隆良(美浦) |
調教師 | 阿部雅一郎氏 |
競走成績 | 20戦10勝 |
主な勝鞍 | 1993年阪神3歳牝馬ステークス(GI)、1994年エリザベス女王杯(GI) |
女傑と呼ばれる牝馬の先駆け、それがヒシアマゾンです。
外国産馬にクラシックの出走権がなかった当時、怒涛の末脚でクリスタルカップなど重賞を5連勝し、その勢いのままエリザベス女王杯に出走し勝利しました。続く有馬記念では、同期の三冠馬ナリタブライアンの2着と好走し、その実力を見せつけました。その後もオールカマーや京都大賞典を勝つなど活躍しました。
牝馬が牡馬に混じって走ることが少なかった時代において、互角に戦い抜いたその姿はまさに女戦士アマゾネスそのものでしょう。